2019年よりイタリアの新進気鋭のブランド「Internoitaliano(インテルノイタリアーノ)」が国内代理店により日本に上陸して販売を開始しました。
イタリアの各地の職人や伝統技術による製品製法を現代に残し、さらにデザインを加えることで蘇らせることを目的とした高品質なプロダクトを販売するブランドです。
新たな価値を生み出しマーケットへアプローチする方法は画期的な販売方法でもあります。
職人による伝統技術と現代のデザインによる融合
「Internoitaliano(インテルノイタリアーノ)」は、イタリアのデザイナー「Giulio Iacchetti(ジュリオ・イアケッティ)」が2012年に考案したシステムをもとにして生まれました。
そのシステムとは、イタリアの優れたデザイナーたちの力と、古くから続く伝統技術や職人達による高度な製造技術との新しい結びつきにより、画期的な製品を生み出し製造・販売を行うネットワークというものです。
70歳を超える熟練の金属加工職人から、長年ナベを製造している工場など、イタリア各地に存在する職人や工房、製造会社のクラフトで優れた製造技術により作りだされる高品質な製品生産能力と、現代生活を熟知したデザイナーとのコラボレーションによってインテルノイタリアーノは新たな価値を生み出しています。
Turi, first edition realized by Emilio Pasquini from internoitaliano on Vimeo.
愛情をこめて製品を作る職人技術に、現代に評価される美しいデザインをすることで、デザイナーと職人が半分半分の努力によって製品は作られています。
また、製品名の多くは実在するイタリアのマイナーな地名や村名を由来にしておりイタリアに根ざした製品であることがわかります。
ロゴマークが半分で反転しているのは”一つの位置ではなくあらゆる角度から読める=単一の用途ではなく、様々な用途に開放される”という製品作り思想が反映されています。
インテルノイタリアーノ アートディレクター:ジュリオ・イアケッティ
1992年から工業デザインに携わっており、Abet Laminati、Alessi、Casamania、Fontana Arte、Foscarini、Magis、Meritaliaなど多くのブランドのデザインを手掛けています。
さらにDanese Milano、Dnd、Moleskine、Myhome、およびInternoitalianoのアートディレクターも務めています。
2012年11月、イタリア人の生き方に影響を受けた家具やアクセサリーをイタリアが誇る優れた生産技術も持つ多くの職人が生み出すネットワークシステム「Internoitaliano」を設立。
2014年、MontiniからMatteo Ragniとの共作で設計されたマンホールカバー「Sfera」で2番目のCompasso d’Oro賞を獲得しています。
インテルノイタリアーノを簡単に説明しますと、イタリア各地に昔からやっている製造工場や職人の技術に目をつけ、その文化や技術を絶やさないようにするためにデザイナーがつくことで現代のマーケットで売り上げを上げられるようにしつつ、イタリアの技術を残し世界に広めることを目的としています。
なのでインテルノイタリアーノはメーカーですが製造はしていませんので厳密にいうとメーカーではありません。
インテルノイタリアーノというブランドが受け皿となり、作り手やデザイナーたちが集まることで創造をして優れたデザインを発信するということです。
2019年冬から日本で発売開始しています。
販売は各取り扱い販売店へどうぞ。
私のお店では早速時計を販売しています。
これすごく良いんですよ。
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