さて、タイトルの家具屋とインテリアショップの違いはなんでしょうか。
・・・なんでしょうね、私もよく分かりません。明確な線引きは無いのではないでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。答えを出してみます。
※私は2011年に独立開業した家具屋をやっています。
家具屋とインテリアショップは何が違うのか
「うちは家具屋だ」といえば家具屋ですし、「インテリアショップだうちは」といえばインテリアショップでしょうか。
最近はいろいろな呼び方があって”ライフスタイルショップ”とか”ホームファニシングストア”のような呼称をすることがあります。
しかし、「家具屋」「インテリアショップ」の明確な違いはなくとも、「家具」と「インテリア」は違うものです。
「家具」は収納やテーブルなど生活において使用する道具です。
「インテリア」は室内装飾のことですね。だからこちらは飾り目的となります。
この違いから考えると、テーブルや椅子など生活するのに使用する道具が売り場面積を占めているお店は「家具屋」で、家具を販売しながらも雑貨や装飾が売り場面積を占めるお店のことを「インテリアショップ」と呼ぶということで良いのでしょう。
家具とインテリアの比率がどのぐらいから家具屋なのかインテリアショップなのか分ける線引きは無いのであやふやなのですが・・・私的に・・・そうですね・・・家具が売り場の7割以上あったら家具屋として違和感が無いと思います。
雑貨が売り場の半分もあるともう見た目的にも家具を主力として販売している印象が無くなります。
実際商売的にもですが、売れるものが売り場面積を占めるわけです。
家具がお店に少ないということは売り上げの中心が雑貨ということでもあります。
家具を売りたいのなら家具を多く置くのが一番ですね。それこそ家具だけにした方が良いぐらいです。それプラス知識が豊富な熟練者も必要です。
そこでどうして雑貨を置くかですが、単純に日々の売り上げを稼ぐためです。
家具は毎時間売れるほどのことがありませんから、コンスタントに売れる物があったほうが家賃も給料も会社的に払いやすいです。
それに、家具は店員の熟練度が高くないと売れづらい商材でもありますから、そこを雑貨なら新人だろうが何だろうがレジするだけですから簡単です。
たまに家具・インテリア系のコンサルが店づくりをするアドバイスとして、「雑貨から入ってもらっていずれ家具を買ってもらう」なんて説明をするのと見たことがあるのですが、これは私は間違いだと考えます。たぶん現場を知らないコンサルなんでしょうね。
そんな教科書通りに事は運びません。ちゃんと売り上げを上げるにはどうするべきか自分でお店をやってみたらわかるはずです。
でも別に9割雑貨の店でも「うちは家具屋だ!」というのなら違和感は感じますがそれで良いですし、100%家具しかない店が「インテリアショップ」と呼称しようが自由です。
一昔前に比べると家具やインテリアだけじゃなくて植物や食べ物や服飾まで販売するとこが増えましたよね。
ちなみに、私のお店は小さいですけど家具とインテリアの比率で見ると家具9:1インテリアですから家具屋と呼んで差し支えないと思います。問題は店舗サイズ的に家具屋には見えないということと、この店舗サイズが家具が売れているということがにわかには信じられないと思います。
一人でやっている小さなお店なのに家具が売れているというのが面白いじゃないですか。
ということでまとめますと、家具屋とインテリアショップの違いは、店舗面積をどれだけ家具が占めているかで変わる。で良いのではないでしょうか?
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