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Knollでのエーロ・サーリネン最初の椅子「グラスホッパーチェア」とは

 

チューリップチェアをデザインした「エーロ・サーリネン」のストーリー
建築家であり家具もデザインしたエーロ・サーリネン。ペデスタブルシリーズやウームチェアはあまりにも有名です。 Knollとの関係も深い彼のストーリーを書きました。チャールズ・イームズとも関係が深い人物です。

エーロ・サーリネンによるデザインで、Knoll社からリリースされた最初の椅子は何かご存じでしょうか。

 

Knoll書籍直撮りカメラで

それはこのグラスホッパーチェアです。

1946年にデザインされました。

1965年までですね、製造販売されていたのは。

 

現在は製造されていませんし、だからけっこうレアな椅子です、サーリネンの椅子の中では。

たぶん馴染みないと思います。

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グラスホッパーチェアの構造

 

これ非常にアルヴァ・アアルトの影響を受けていると思います。同じフィンランドですし。
後のサーリネンの作品に比べると、全然装いが違いますよね。
バッタとかキリギリスとかイナゴっぽいビジュアルです。だからグラスホッパーなんですけど。

 

このグラスホッパーですけど、日本では十数年前ぐらいまで新品が買えませんでしたっけ。
ちょっと過去のカタログ見ますか・・・やっぱり2006年ぐらいまでは日本は国内製造して販売していましたね。

 

アメリカでは先述の通り1965年で終了してから今も製造はしていません。

 

どうしてアメリカはとか日本はとか書いているかというと、日本は日本のラインナップで製造販売していたからです。過去は。

西武時代のKnoll Japanでは、製品を国内で製造販売していました。だから米国と日本では別物でした。

 

その後住友さんにライセンスが移行してからは日本でも米国と同じラインナップの輸入品となりました。

 

だから、日本では以前のKnollと今のKnollは別物として考えないといけません。

ハーマンミラーで例えると、日本製のシェルチェアと今のシェルチェアを比べるような物ですから。

 

Knollはこういった過去の話の複雑さがあるので理解に時間がかかります。

 

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