お店の温度について書きます。
お店は何でも良いです、小売店でも飲食店でもショールームでもジャンルはどれでもなんでもOK。
私は家具屋、インテリアショップをやっていますので、基本的にはそれ目線で書きますね。
暑いお店に寒いお店
入ったお店の温度が気になるときがありますよね。
冬場にお店に入ると温かいどころか暑くなってくる。
夏場にお店に入ると全然涼しくない。
冬場に超寒い、夏場に超暑い。なんでもです。
空調の不調や故障はしょうがないのですが、お店に入ると快適な温度じゃ無いことがあります。
これですね、そこで働いている人たちに温度を合わせてしまっているわけなんです。
そこで働く人が快適な温度なんですね。
もちろん働く人たちが快適にするのは大切なことですが、来客のための温度調整をするという工夫が必要です。
もちろんオフコース、人の温度の感じ方は様々なので誰にでも快適にすることは難しいです。
それはそうなのですが、ある程度は快適に近づけるように出来る目安があります。
それが「自分が外からお店に入ってきたときに店内の温度をどう感じる」かです。
路面店の場合はしばらく歩いてお店に来てくれるわけですし、客側の立場で立って考えてみることが大切です。
例えば今は12月ですので冬です。
外を歩くには寒いために厚着をするのが普通です。
そしてこの状態でお店に入ると温かいどころか暑く感じます。
コートを脱いでも暑い。
冬場でも汗を書いている人も見ます。これは外に出ると汗が冷えるので風邪を引きやすくなりからいけません。
店内で働く人はコートを着ていませんし、そこまで忙しく動き回っていない限りは体温が下がりますから暖房を効かせないと寒くなります。だから店内の人の快適に合わせると外からのお客さんは暑くてしょうがないです。
そうしたことが考えられるのなら店内で働く人は上着を着るとか、もう一枚はおるなどして温度を若干は下げるべきです。そのほうが外から入ってきてくれる人たちには快適です。
夏場は業種によりますがクーラーは寒いぐらいにした方が良いですね。
外から入ってきた人の汗がすぐに乾くぐらいの方がお客さんにとって快適です。(レストランとか長時間滞在するところではダメですけど。)
私も寒いのは苦手ですので温度を下げると店内で働く人たちが辛くなるのはわかるのですが、たまには外に出るとかもう一枚着るなどすれば良いことです。自分たちで温度調整をすれば解決。
いずれにせよ、お店の温度調整は来客者目線で考えないといけません。
ただ、デパートやアパレル業界だと来客者の都合とは違った理由で店内の温度調整をすることがあります。
それは服を売るためです。
夏場にわざとガンガン冷房を効かせて寒いぐらいにするのは秋冬物を販売するためです。夏場には次のシーズンを販売していますし、実際暑い中でアウターなんか買う気が起きづらいですから。(それに汗ばんでいる人の試着はきついです。)
冬場でも暑いぐらいの店内は春以降のシーズンものを売りたいからですね。
あと飲食店で空調が寒すぎるのや暑いのは長時間滞在してもらいたくないという裏の理由もあったりします。
現場で働く人たちは意外と見落としがちな分野ですので、お店の温度についてはこうした視点を持ってください。
そうすれば快適なお店としてお客さんに気に入ってもらえるかもしれませんね。
コメント