いま送料無料問題について話題になっています。
これは間違っていないと思いますよ。
もちろん必ずそうだとは言いませんが。
送料無料は人々から送料を支払うという意識を無くし、ひいては物流にはお金がかかるものという概念が欠如していきます。
ただコメントを見るとこの主張に否定派が上位のようです。
『困るからやめて欲しいという』訴えに対して『そんなことは無い』と否定するのは建設的ではありません。
まずは理解をするという意識が大切です。
私の取引先に物流業務をしている会社があるので話は聞きますが、この2024年問題は相当困った状況のようです。
人はお金を払うことで満足するし、義務も生まれます。
簡単な話で、有料の場所はキレイなのに無料の場所は汚くなるみたいなことです。
本来はお金が発生しない無料の場所こそ自分のものではないのでキレイにすべきですが、そうはならず荒れるのが現実です。
送料にお金の意識が無いと配送員に対する扱いが悪くなります。再配達問題も気にしません。
(誰しもそうしていると言うつもりはありませんので誤解はされないでください)
ではECショップは送料無料を辞めるかというと・・・おそらく辞めないと思います。
なぜなら大手は送料無料を辞めないであろうからです。
特に○マゾンは辞めないでしょうね。
自前の物流システムを構築しつつ膨大な予算とITを駆使してどんどん事業を拡大していますから、他が送料無料を辞めるならむしろそこを逆手に取り送料無料アピールをするでしょう。
その自前の物流システムも問題が取りだたされているのですが、そんなことはお構いなしで覇権をとってしまえばこっちのものというやり方は・・・なんというか、海外の会社という感じです。
既存の物流業界を利用せずに送料無料を実現するなら良いと思われるかもしれませんが、大手が送料無料を辞めない限りはどこも送料無料は辞められないです。
あくまで問題は「送料無料」表記ですから。
ECモールなんかを見ればわかりますが、ショップ同士の争いですから何処かが送料無料を辞めたらそこが売れなくなるだけです。売り上げの為には送料無料を続けます。
法律で送料を請求するように義務化でもしないと難しいかもしれません。
まあ送料無料表記を辞めたところで、結局は他の表現や料金請求の仕方に変化するだけの気もします。
今後物流問題がどうなるのでしょうか。
私は家具の販売をしているのでこの問題は大きなことです。
家具の配送料は高額になるため、今後の動き次第では送料がかかるのが普通になるかもしれません。
今の時点でも送料の値上がりに対して家具の価格が合ってないので、これを機会に変えないといけないです。
もしかしたら先の世界では「昔は家具を送料無料で買えたんだよ」と話しをしているのかもしれませんね。
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