現存するのが珍しい時計「オーロラクロック(Aurora Clock)]とは

– Aurora Clock –

デザイナー：Jordan Kirsch & Jim Hamilton (ジョーダン・カーシュ＆ジム・ハミルトン)

オーロラクロックは1970年頃に物理学者のジョーダン・カーシュと建築家のジム・ハミルトンの両名によりデザインされました。

あまりにも画期的なギミックを持つこの時計は当時センセーショナルなデザインとしてヒットしました。

まるでオーロラのような時計

オーロラクロックの文字盤は色がグラデーションで変わる不思議な構造になっています。

内部に電球が入っており、長針と単身、文字盤に偏光素材を使い文字盤ごと回転させることでこのオーロラのような光景を生み出しています。

オーロラクロックは現在では稼働する現存品が少ないためヴィンテージ市場では珍しいプロダクトになっています。

おそらくほとんど見かけることが無いためここで初めて見た人も多いのではないでしょうか。

知る人ぞ知るデザインではあるのですが、人気度は高いため今でもそこそこ高値で取引されています。

ユニークな構造は見ていて飽きないです。

アメリカンモダンデザインらしいフォルムと派手さがあります。

ちなみに今回写真で使っているこの個体ですが、文字盤ガラス面のフィルムが劣化して剥離をしています。

本来はもっときれいなものなのですが、50年近くたちますししょうがないですね。

もしかしたら実家の物置とかにこういったものがあるかもしれませんよ。

ちょっと漁ってみてください。

オーロラのような色の変化は動画じゃないとわかりません。