– Boby Wagon “Beige” –
デザイナー: Joe Colombo (ジョエ・コロンボ)
日本で販売されているボビーワゴンのカラーラインナップに「ベージュ」があります。
これは2012年に発売が開始された日本限定カラーです。
もともとは数量限定カラーとして発売されたものが定番化したもので、ボビーワゴンのペールカラーの走りともなったカラーです。
淡い色合いが人気のベージュカラー
ボビーワゴンのベージュが限定カラーとして発売されたのは2008年のことです。
その頃、既に私は家具インテリアの販売店で働いておりボビーワゴンも正規販売しました。
ベージュはB-LINE(ビーライン)社が限定カラーとして発売したもので、当時のボビーワゴンのはっきりしたカラーラインナップの中で唯一のペールカラー(薄い色)でした。
ボビーワゴン自体はもともと人気が高かったのですが、部屋に合わせるには色で悩むことがあったので、このベージュは日本の家屋でも何処でも合わせやすかったことで好評でした。
限定販売が終了した後もベージュを求める声が多々あったことで、日本の代理店であるメトロポリタンギャラリーが独自企画としてベージュを日本限定カラーとして復活させました。
その時に限定カラーとはせず定番カラーとしてラインナップに加えました。
日本限定カラーのため、日本だけのためにビーライン社は製造しています。
他のカラーに比べて少し割高になるのは日本限定カラーだからです。製造上の都合でしょうね。
そうして2012年に発売されたベージュですが、実際、その時も人気でした。
少し値段が上がっても、部屋の雰囲気や好みに多くの人があったことで選ぶ人が多かったです。
ただ、すこし状況が変わったのはビーライン社が定番カラーにトルネードグレーが加わってからでしょうか。
この頃からグレートーン、ニュアンスカラーのラインナップが増えてきました。
そして現在はこのカラーラインナップとなっています。※2020年9月現在
レッドを残してグレートーン、ニュアンスカラーが中心です。
クミンなんかベージュと被ります。
そんなわけで、時代に合わせてボビーワゴンのカラーラインナップが変化したことでベージュのアドバンテージが薄れました。
8年も経つと色々状況も変わるものですね。
ということで、ボビーワゴンのベージュはもともと限定色で、日本だけのカラーなんですよという話でした。
それにしても限定カラーを後で定番カラーにするのはあまり褒められた行為ではないと私は思います。
いくら欲しい人が多かったからって、限定だからと買った人たちもいたでしょうから、そうした人たちの気持ちを無下にするような印象を与えてしまいますからね。
そうして時代が変わったことでベージュの良さが際立たなくなってしまったのはなんだかなといった感じです。
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