– Lounge Chair Arm –
デザイナー:George Nakashima(ジョージ・ナカシマ)
ラウンジチェアアーム(Lounge Arm)は1962年にジョージ・ナカシマ(George Nakashima)がデザインしました。
ニューチェアをラウンジタイプにしたようなデザインで、木材の美しさをふんだんに楽しめる肘掛と座面を持った名作椅子です。
ジョージ・ナカシマは20世紀を代表する日系アメリカ人の家具デザイナーの1人です。
木を愛し素材の美しさを限界まで生かす独特のデザインで世界中から高い評価を受けています。
ジョージ・ナカシマのラウンジチェアアームとは
スポーク状の背もたれを持つこの椅子はスタンダードなラウンジチェアという印象です。
何故かこのラウンジシリーズだけ背もたれのサイドのスポークパーツが上からはみ出ています。
これがアクセントとして格好良く見えます。
ラウンジタイプの椅子はクッション座面を使うのが一般的です。
そこを座面をお尻の形状に合わせて削ることで座り心地をフォローしています。
実際に座ると座面の硬さはそこまで感じませんのでよく出来ています。
このアームが醍醐味です。
形状はその都度で異なるため常に一点ものが製造されます。
ナカシマのオリジナルカタログには本人によるコメントで「アームはちょっとした物書きにも、あるいは小さなテーブルとしても機能する」と書かれています。
広いのでサイドテーブルが付いているデザインとも言えます。
アーム無しもラインナップがあり、アームの位置も右と左で選択も出来ますし、両側アームにすることも出来ます。
さらに脚をロッキングベースにしたラウンジロッキングというバリエーションもあります。
ジョージ・ナカシマの作品は現在世界で米国・ニューホープにあるジョージナカシマウッドワーカーズ(George Nakashima Woodworkers)と、日本・香川にある桜製作所の2つの工房でしか製造されていません。
厳選されたアメリカンウォールナットを使い熟練の技術を持った他には無い世界でも最高峰の木工家具を作り出しています。
ジョージ・ナカシマの作品を一つ持つならこのラウンジチェアアームが良いですね。
座っても座らなくても様になりますし、リビングのソファサイドや窓際にこの椅子があれば最高に格好良いです。
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