人間にとって心地良いリズムである「1/fゆらぎ」をご存知でしょうか。
読みは”いちぶんのえふゆらぎ”です。
80年以上前に電気を流すと抵抗値が一定ではなく、不規則に揺らいでいることが発見されたことから「1/fゆらぎ」がみつけられました。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。 wiki 「1/fゆらぎ」ページ
「1/f ゆらぎ」は自然界/自然現象によく見られます。
川のせせらぎ、海の波、炎や風などがあり、細胞や人間の心臓の鼓動も「1/fゆらぎ」です。
鼓動は一定に刻んでいるようですが、呼吸や身体の動きに合わせて鼓動リズムが変わります。
心拍のリズムと同じため「1/fゆらぎ」を見る/聞くと心が落ち着くのではないかと研究されています。
音楽や動きだけが1/fゆらぎに適応すると思われそうですが、実は木の年輪も「1/fゆらぎ」に該当します。
規則性のある中でも年輪はランダムですからね。
だから、家具にも「1/fゆらぎ」は関係あります。
「1/fゆらぎ」と木目の関係
どう家具に「1/fゆらぎ」が関係するかというと答えは簡単で木製家具の木目が「1/fゆらぎ」です。
特に天板の広いテーブルの類でしょうね。
木製のテーブル天板は大きく木目が広がります。
その木目が「1/fゆらぎ」のため、見るだけで効果があるということです。
木目を見ると落ち着いたり心地良い気分になることがありませんか?
それは「1/fゆらぎ」だからなんですよ。
自然の物を見ると心が落ち着くといったことも、科学的にリズムと関係するからということがわかっているわけですね。
木目は規則性の中で不規則に出来上がります。
つまり木目がある家具ほど安らぐということですね。
木製の家具以外でインテリアまで条件を広げて該当するものを考えてみましょう。
例えばアロマキャンドルは「1/fゆらぎ」をもったアイテムですね。
アロマキャンドルは火をつけるのでわかりやすいです。
人は炎の揺らぎを見ていると心が落ち着きます。
暖炉やたき火により心が穏やかな気持ちになるのも同じ理由です。
モビールは・・・根拠はないですが「1/fゆらぎ」に該当するのではないでしょうか。
多分そうだと思いますよ、上から吊るしてユラユラしている物はそれっぽいです。
時計の秒針は違いますね。
規則性のみで不規則性がありませんから。
照明の光は「1/fゆらぎ」が関係します。
LED電球に「1/fゆらぎ」が設定されているものが存在するようですが、この辺のことは私に知識がないのあまり書けません・・・
そんなわけで「1/fゆらぎ」を空間に取り入れてみてください。
ちょっと変わった側面から家具の話をしてみました
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