ワーケーション(Workation)とは「労働」を意味する「ワーク(Work)」と「休暇」を意味する「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、観光・リゾート地でインターネットを活用し休暇を取りながら働くスタイルです。
コロナウイルス以降一般的となったテレワーク、リモートワーク、ワークフロムホームと同じくオフィスへ出勤をしない勤務形態ですが、ワーケーションは休暇中でもあるというのが大きな違いです。
ワーケーションはコロナウイルス感染症流行に伴う新しい日常として注目される働き方でもあります。
ワーケーションとはどんな働き方か
ワーケーション自体は2000年代の米国で生まれた働き方です。
日本ではJALが2017年にワーケーションを導入したことで話題にもなりました。
テレワークなど在宅勤務と大きく違うのは勤務場所です。
ワーケーションは休暇でもあるため観光地やリゾート地など本来は休息をする場所で働きます。
働くといっても一日8時間をフルでパソコンの前に居て作業をし続けるのと違い、基本は休暇であり、休暇中の電話対応や報告や、断続的に続く仕事などをしながら休暇を取るというものです。
ビーチで寝転びながら電話対応だけしたりですね。
普通、休暇中は仕事の電話をとりませんし仕事も休暇明けとなりますが、それをすると仕事に支障が出てしまう場合もあります。
そこで、長期の休みを取りづらい人のための働き方とも言えます。
休日に休み返上で仕事をするのはワーケーションではありません。それはただの休日出勤です。自宅ならなおさら。
このワーケーションという働き方は、どんな場所でも仕事を出来る手段を持ったフリーランスやノマドワーカーに近い働き方です。
パソコンとインターネットと電話があれば出来る仕事ですね、例えば執筆業、翻訳家、イラストレーター、漫画家、ライター、ブロガーなどがあてはまります。
ただ、ワーケーションは休暇でもありますので、腰を入れて毎日しっかり働く場所を固定しないだけのフリーランスとはまた違ったものです。
ワーケーションは長期の旅行をしたくても休めない人にはピッタリの働き方です。
休暇中に仕事の電話を取ること自体が心を休められない原因になるというのは置いておいてですね。
仕事内容や業務によりケースバイケースで取り入れるものです。
またもしくは、テレワークで毎日自宅で欝々と1人で仕事をしているより、開放的な環境や安らぐ場所で仕事をした方が精神衛生上にも良いこともありますので、そうした場合は一日8時間働いたとしても観光地でホテル暮らしをするという選択肢もありです。
コロナによる新しい日常により新しい働き方もどんどん出てきています。
今までのようにオフィス出勤にまた戻るのか”新しい日常”が”当たり前の日常”になるのか、今後の動きが気になります。
ワーケーションですが、私のように仕事から離れる方が不安な人にはよく分かる働き方です。
私は事業者ですし会社員ではないので事情が違いますけどね。
あと、家具を販売する仕事をしている私にはあまり活躍の場がない働き方です。
コメント