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オンラインショップ同士でもショールーミングしている

オンラインショップ

たまにこのサイトでは実店舗におけるショールーミングの問題を書いているのですが、その原因でもあるオンラインショップ同士でもショールーミングしてますよね?

結局は舞台は変わっても同じことをしているんですよ。

※文句のつもりはないです。なんか、問題提起みたいなものです。

 

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比べるのはオンライン同士でもしている

 

ショールーミング自体の説明は簡単にしますが、実店舗で商品の現物を確認したり試したり接客・相談をしたうえで他のオンラインショップで購入する行為のことです。

これがオンラインショップ同士でも行われてますよね?

 

そもそもオンラインショップは現物を見せずに接客もしないという前提に基づいた販売サービスです。

その為、消費者の想像力に委ねる部分が多く販売が難しいものでした。

 

その問題を解決するために、オンラインショップ運営側は実物の写真を細部まで何枚も撮影をして掲載をして、商品情報もたくさん載せて、コーディネート写真や使用風景とともに感想なども掲載することで消費者によりわかりやすく訴求をするようにしました。

これにより現物を見なくても想像しやすく購入に至りやすいというものです。

それに、こうすることで信用が生まれることでそのまま購入してくれるとともにファンが定着します。

 

これが楽ではないことは私も分かっています。

商品ごとに購入をしてキレイに撮影をして販売ページを作りこむのは簡単ではありません。

家具やインテリアの販売だとコーディネート写真を撮るためにスタジオを借りたり、自社で撮影スペースを設けたりと工夫も予算も必要ですし、人件費も結局はかかってきます。

 

その代り一度作りこんでしまえば商品が販売終了しない限りは24時間アピールし続けられる点がオンラインショップの良いところです。

 

実店舗も大変ですけど、オンラインショップも本気でやるとなると結局は手間はかかります。

 

そんな風に頑張って商品販売ページを作り込んでも、それ読んだ人が他のオンラインショップで買っちゃいますけどね。

ネット上で見ているオンラインショップなんですから、そのまま商品名なり型番をコピーして検索されて安いところで買うだけです。

 

ECモール(〇天とか〇フーとか)が良い例です。

ポイントを多くつけるだけで売れるそうですからね。

 

ある商品がECモールで各ショップごとに販売をしているのですが、商品ページを作り込んでいるショップAの売れ行きがやはり良かったです。

そのためにページを作り込んでいますからね。

その商品ページを見たら本当によく分かるので実物見なくても良いんじゃないかぐらい詳細です。

そしたらある別のショップBがポイントを5%多くつけるようにしたんです。

でもショップBはメーカーHPのコピペの画像と文章で全然作りこんだ商品ページじゃないです。

 

けどポイントを増やしただけでショップAの売上が減りショップBが売り上げを多く伸ばすようになったんです。

 

この事実からオンラインショップは画像と文章コピペで別に構わないということです。

そっちの方が楽ですし何の負担もないです。

ポイントを多くつけようがもともとは売り上げが無かったんですから関係ないです。増えただけOK。大体ポイントの負担なんてそう多くないですから。

 

『ポイントが多くついたり安く買いたいのが消費者だろう!』という消費行動があるのでそれはわかっています。

 

だから売る側も”もうなんにもしないほうが一番”という結論に達しますので、実店舗がなくなった時代の次はオンラインショップ上で詳しい紹介をするところがなくなっていくでしょうね。

色々頑張って商品ページを作ったところで他で買われるだけならやりません。

 

それに商品ページを作り込まないほうが広告費をかけられます。

1人でオンラインショップやっているところとかありますからね。企業として運営するのとは普段のランニングコストが少なすぎます。(私も1人ですけど私は実店舗もやっています)

するとかけられる広告費が全然違います。家賃、人件費、なにもかも広告費にいけます。

オンラインだけのところはひたすら広告費をつぎ込めばそれだけでトップに情報を持ってこれますのでさらに売れるようになるという寸法です。売れるほどに広告費をかけられることで好循環が生まれます。

大変な部分は実店舗か他のオンラインショップに任せてしまえば良いんです。

 

これの問題の最後は〇マゾンだけになるということです。

このやり方の究極に強い相手は〇マゾンですから、どうやっても最終的には〇マゾンが全てを掌握することになります。オンラインショップは〇マゾンだけの世界です。

 

その頃には家具やインテリアを見る場所も売る場所も紹介もする人たちはいなくなっています。

相談も修理もアフターフォローも誰もできる人がいなくなります。

そして新しいデザインは生まれなくなり、既存の強いメーカーだけが売れる時代となりますが、それもコピー品が台頭した時に止めてくれる人たちがいませんから安心ではありません。

AIが管理する販売ページですからね、売れる方を優先されるだけです。

正規品とコピーがごちゃ混ぜになり混沌を迎えます。

 

ショールーミング問題はオンラインショップ同士でも起きているという話でした。

 

つまり、行きつく先は巨大な企業による台頭ですので、家具やインテリアを売る者にとって必要なことはこの未来を見据えた行動です。

どれだけ自分たちの価値をお客さんたちに届けられるかが重要だと私は考えます。

根底はお客さんのためになるようなことです。お客さんのことを考えて行動しないといけません。

 

確かに画像だけで簡単に儲けられるのなら楽で良いですが、利己的を追求していくと終わりが来ますからね。

現状できるだけです。

 

ところで、いくらポイントついても不安なサイトで買うのかな?という疑問があるかもしれませんが、これはですね「人は信じたいものしか信じない」という心理が働きます。

多少不安でも『自分は大丈夫だろう』と思うんですよ。

詐欺サイトで商品を買ってしまうのもこれです。

 

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