– TIMOR –
デザイナー:Enzo Mari (エンツォ・マーリ)
エンツォ・マーリによる万年カレンダー「FORMOSA(フォルモサ)」のフォントパターンはそのままに、卓上でも使えるようにされたデザインされたティモールは万年卓上カレンダーとして50年以上も存在感を発揮しています。
何処でも置けてさりげなく存在感を発揮する名作カレンダーです。
イタリアンミッドセンチュリー期の名作プロダクト
(フォルモサ)
1963年にデザインされダネーゼから発売されたフォルモサは壁に取り付けるタイプの万年カレンダーでした。(当時はショップダネーゼ)
ハッキリとしてフォントとミニマルな構成のアート性が当時から受け、現在でも壁面を飾る名作カレンダーとしての地位に君臨しています。
しかし壁が無いと飾ることが出来ないということで、もっと手軽に使えるようにデザインをされたのがティモールです。1967年に同じくダネーゼから発売されました。
フォルモサのフォントとイメージはそのままに、万年カレンダーとしての使いやすさも備えた卓上用のデザインです。
そのアーティスティックな様子は発売時から注目を集め、イタリアの著名デザイン雑誌「DOMUS(ドムス)」の表紙を飾るなど各方面で使われました。
センスのあるインテリアオブジェとしてこちらも50年以上愛されています。
空間に一つ置くだけで急に格好良くなる強さを小さいながらに持っています。
昔と違い今は日付の情報取得が容易ではありますが、あえてこういったカレンダーを習慣的に使うことが日常を楽しくさせるコツでしょう。朝起きたらこのカレンダーをめくることが一日の始まりです。
一目見たら記憶に残るデザインです。
マーリのプロダクトにはたびたび地名が名付けられます。
オリジナルはイタリア語Ver.でしたが、現在は英語Ver.が日本で流通しています。
余談ですけど、ブラックカラーを後ろから見るとなんとなくカラスっぽいです。
後姿の奇妙さが面白いですね。知らない人には表面がカレンダーになっているとは想像がつかないと思います。
ダネーゼのフィロソフィーは量産するアートです。
つまりこのティモールはアートでもありプロダクトでもありますから、一生の趣味として一つは部屋にあると格好良いです。
>>TIMOR(ティモール)限定カラー商品ページ (私のお店)
動きがわかりやすいのでご覧ください。
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