タイトルは私の持論です。
「家具は脚が命」
よく言います。
椅子は脚が命との言う
耐久性や安全性として脚が重要なのはそうなのですが、私が言う”命”とは”美しさ”のことです。
家具の見た目はすごく大切です。
なにせ家に置いていたら毎日見るものですから、どうせなら美しいもの、格好良いもの、うっとりするものが良いですよね。
感性は人それぞれなのですが、その家具の見た目を構成するのが「脚」です。
椅子でも、収納でも、机でも、家具ならなんでも脚が最重要。
逆に言えば脚さえ優れていたら、大抵の家具の見た目は評価がされるはずです。
何度も書きますが、持論ですよ。
耐久性を上げるために脚を太くした家具をよく見かけるのですが、どうしても見た目が野暮ったくて、見ていてテンションが上がりません。
でも脚は難しいです。特に人が座るものだったら、事故にもつながりますしヤワなものではいけません。
仮に美しい脚が作れても、耐荷重を低く設定したりします。
たまに椅子でも耐荷重が80kgとかあるのですが、もろすぎです。
そこをどうにかするのがデザイナーの力で、繊細さを出すために細くしたら耐久性に難がでるのを、いかに構造的に解決して最高のパフォーマンスを発揮できるか。
素材選びも大切で、コストを抑え、リサイクル可能で、量産可能かつ重すぎず、有害でもない。
非常に建築的ですね。
難しいのですが、だからこそ美しい脚が出来上がった時には家具自体が美しくなるのです。
私は家具を見る時は、最初に脚を見ます。
気にしてみてください。
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