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自然と工芸の調和を感じる名作照明ジョージ・ナカシマの「Desk Lamp」

ナカシマデスクランプ1の写真

– Nakashima Desk Lamp  Ⅰ–

デザイナー:George Nakashima(ジョージ・ナカシマ)

 

ジョージ・ナカシマは家具だけでなく照明の製作もしていました。

そのうちの一つにテーブルランプがありますが1961年頃に製作されたのが最初のようです。(正確な年数不明)

ナカシマらしい木を活かした和の心を感じさせる名作照明です。

 

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ナカシマデスクランプとは

スケッチ

テーブルランプはナカシマ本人によるスケッチが残されており、当時製作された照明も現存しています。

大きさがいくつかあり、どれもヴィンテージ品は貴重品です。

アメリカの著名なオークションでは一つ日本円で数百万円するのが普通です。

 

ナカシマデスクランプ1の写真

オリジナルのデスクランプはイングリッシュ・ウォールナット材をつかい、和紙に見える部分はファイバーグラスを採用していました。

フレームにはホリー材、アメリカン・ブラック・ウォールナットを使っています。

一見すると和紙の日本の照明のように見えるのですが、そこにファイバーグラスを使用するのはアメリカ人的感性です。

 

ナカシマデスクランプ1の写真

このランプの円環状の部分は、水に浸けた後、数週間かけて型取りしたアメリカン・ホリー(ひいらぎ)から出来ています。

台座は製材の際に出た破材で作られています。

入念に削られ、自然界にあるような形に調整された台座は自由で彫刻的に造形されています。

 

ナカシマデスクランプ1の写真

特徴的な台座部分はデザインが決まっていません。

その時に出来るものが作られるため常にこの照明は一点ものとなります。

まるで大木の上にシェードが生えているような自然と工芸の調和を感じる逸品です。

 

ナカシマデスクランプ1の写真

日本ではジョージ・ナカシマ本人の遺志を受け継ぐ香川県の桜製作所が現在も製造しています。

この照明は時価であり常に製造されているものではありません。

製造出来たら売りに出されるといった感じです。

そして先述の通り台座の部分は製造毎に異なるため常に一点ものです。

つまり出会いです。

 

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