オンラインショップを運営していると「不正注文」がありますが最近急に増えてきました。
手口を書くと模倣犯が出るかもしれないので書きませんが、他人が他者のクレジットカードを不正に利用してオンラインショップで注文するというものです。
どうして不正注文かわかるかというと、やっぱり長く運営していると不審な注文というのは名前や配送先や電話番号などで分かってくるようになるのですが、それよりも「ブラックリスト」というものが存在するからです。
実はカード会社やECサービス会社などはブラックリスト情報を共有しており、例えば私のお店に不正利用者の注文が入るとシステム会社から注文者名の下に「不正な注文の可能性あり」と通知が入るようになっています。
かなり精度は高いです。
だから不正注文は結構な確率でわかるようになっています。
この不正注文について思うことは、あまりにも皆さんの情報が流出しているという点です。
おそらく何かでクレジットカード情報が他人に盗まれているのですが、それだけでなくクレジットカード番号、年月、セキュリティコードだけでなく、本名、住所、電話番号まで、果てはメールアドレスまでカード所有者の正しい情報だったりします。
それで注文者本人に電話確認をすると『注文した覚えがない』と回答があるんですよ。
(注文したのにしていないと嘘をついていないとわかる理由があるのですが手口を晒すことになるのでここでは書けません)
つまりほとんどの個人情報が何処かから漏れてしまっているんです。
クレジットカードのスキミングでは個人情報まではわかりませんから、おそらくどっかのショップで購入した情報がそっくりそのまま流出してしまっているわけですね。
それで誰かが本人に成りすまして不正にクレジットカードを利用しているわけです。
不思議なのはセキュリティコードまでわかっているということですね。
別に報道や報告がされていないだけで日々どっかから個人情報は流出しているのでしょうね。
そういえば家具・インテリアの販売オンラインショップで情報流出したのにだんまり決め込もうとして通常営業を続けようとした頭のおかしいところが以前ありましたね・・・
しかし住所や名前まで知られているとなるとグーグルマップで場所の確認もできますし、家族構成から職業まで調べようとすれば可能です。いくらでも犯罪に使われそうで怖いですね。
オレオレ詐欺とかで使われていると思いますよ・・・マジで・・・
もしかしたら個人情報が流出しているかもと思いクレジットカードの利用履歴は逐一確認をしたほうが良いですよ。
知らない決済があったら不正利用を疑ってカードの利用を止めたほうが良いです。
ちなみに、不正注文の被害に遭った人にそのことを私は連絡をするのですが”どのカード情報か教えてください”など色々尋ねられます。
しかし、私のオンラインショップは利用者のカード情報は見ることができないようになっているのでわかりません。
カード情報を私が見れてしまっては私が不正利用できてしまうので、その点はちゃんとシステムで閲覧不能になっています。カード情報を管理しているのはまた別のシステム会社です。
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