コロナウイルス(COVID-19)問題により実店舗の家具屋/インテリアショップも大変な営業状態を続けています。
様々な大変な要因の一つとして、ウイルスの感染リスクを避けるために実店舗を避ける人たちもいるからです。
他人からの感染リスクを気にするだけでなく、展示品からの感染リスクを気にする人たちもいます。
でも、実際にコロナウイルスが展示品の家具に付着していて、それが原因で感染することがあるのでしょうか。
明確にそれが原因で感染したという報告は無いようですが、無機物である家具の展示品を介したウイルス感染の可能性は0ではないようです。
展示品を触ることでウイルスが感染するか
家具の展示品にコロナウイルスが付着している場合に限り感染の可能性は小さいながらもありえるようです。
コロナウイルス感染者による咳や唾やなどによる「呼吸器飛沫」により展示品にコロナウイルスが付着することがあります。
研究によれば”新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。”とのことです。
下記の厚生労働省のHP引用が根拠です。
問2 新型コロナウイルス感染症にはどのように感染しますか。
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。(WHOは、一般に、5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しています。)
「飛沫感染」とは: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。
「接触感染」とは: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。【WHOの飛まつに関するレポート】
https://www.who.int/water_sanitation_health/publications/natural_ventilation/en/
【新型コロナウイルスの生存期間に関するWHOのQ&A】
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/q-a-coronaviruses
つまり、コロナウイルスが付着した展示品を触るなどをして手指にコロナウイルスが付着し、その手を目や鼻に移動をすると粘膜から感染するリスクがあるそうです。
逆に考えると、そうしたことをしなければ感染する可能性は少ないということですね。
気にしすぎるのも良くないとは思うのですが、無意識に手で目をこするといったことがあり得ますので、お店に入店する前に手指は必ず消毒をするようにして、退店時にも手指を消毒しましょう。その間、手は顔に近づけないようにすべきですね。
もちろんこれはコロナウイルスが家具に付着していた場合ですので、そもそもウイルスが店内に持ち込まれていないのでしたら感染する可能性は0です。
それから、店側が対策として常に展示品を消毒しているようなら安心してもらって大丈夫です。
例えば私の店の場合は実店舗を予約制にしてお客さんが座った椅子は毎回アルコール消毒するようにしています。これなら常にクリーンな状態が保たれます。
万が一でも感染することが無いように対策をしっかりしています。私も感染リスクがある場所へは行きませんし。
しかし、消毒や対策をしていないお店はどうかというと・・・わかりません。
誰でも制限なく店内に入れて展示品も誰もが自由に人々が触って放置されているような環境だと感染リスクは否定できません。
だから、一人一人が自分のことを考えて、常に消毒するように心掛けましょう。
手指を消毒する、消毒前に手を目や鼻や口元にもっていかない、これだけは少なくともするようにしましょうね。
恐れすぎも良くないのでしょうが、気にしなさ過ぎも良くないですから、意識はして過ごすようにしましょうね。
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