
エコノミーで十分だと思える人生のほうが、実は良いのかもしれません。
海外旅行や長距離移動の話になると、必ず出てくるのが
- ビジネスクラス
- ファーストクラス
といった「上位クラス」の話題です。
座席が広い、サービスが良い、ラウンジが使える、扱いが違う――。
確かに快適さだけを見れば魅力はあります。
しかし私は、飛行機はただの移動手段であり、エコノミーで満足できる状態のほうが人生は得なのではないか?と考えています。
この記事では、
- なぜ上位クラスを「知らない」ほうがいいのか
- なぜエコノミーに慣れておくと不満が消えるのか
について、体験を交えながら整理します。
飛行機を「特別な体験」にしないという考え方
海外に行けば、
- 路線バスに1〜2時間乗る
- 電車やバスを乗り継いで長距離移動する
といったことはごく普通にあります。
そうした経験があれば、飛行機も「目的地まで人を運ぶためのインフラ」にすぎません。
上空で出てくる食事が特別に美味しいわけでもなく、 シャンパンが出たところで移動の本質は変わらない。
飛行機に過剰な価値を見出さないという姿勢は、実はとても合理的です。
一度上げた生活レベルは下げられない
ここがこの記事の核心です。
人は一度「良いもの」を当たり前として知ってしまうと、 それ以前に戻ることが極端に難しくなります。
- ビジネスクラスを経験する
- ファーストクラスの扱いを知る
- 優先搭乗・専用レーン・特別サービスに慣れる
すると「それが使えない状態 = 不満」に変わってしまいます。
これは贅沢の問題ではなく心理の問題です。
プライオリティパスが示す「当たり前化」の怖さ
分かりやすい例が空港ラウンジです。
本来、ラウンジは「特別な人が使える空間」でした。
しかしプライオリティパスの普及により、
- 使えて当たり前
- 入れないと不満
という認識に変わっています。
実際、サービスが改悪された途端『なんで使えなくなるんだ!』という強い不満が世間で生まれました。。
一度得た快適さは失われた瞬間にストレスへ変わります。
これはビジネスクラスやファーストクラスにも同じことが言えます。
エコノミーで慣れておくと不満が消える
私はあえて、エコノミーしか選ばないようにしています。
長時間移動も数多く経験しました。
一度でも「きつい移動」を経験しておくと、
- 台湾(3〜4時間)
- 香港(4〜5時間)
といったフライトは、何も感じなくなります。
これは精神的に非常に楽です。
最大距離エコノミーを経験しておけば怖くないという考え方
これは少し極端ですが合理的な考え方かもしれません。
私は日本−メキシコ、日本−ニューヨークをエコノミーで経験しています。
現状、日本便でこれ以上の長距離フライトはほぼ存在しません。
つまり、最大距離を経験しておけば、それ以下しか存在しないことになります。
そう考えると、かなり気が楽になります。
選択としてエコノミーを選んでいる
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
私はビジネス以上のクラスに乗れない立場ではありません。
実際、長年の移動やフライトによってマイルは十分にあり、 条件さえ合えば上位クラスを選ぶこと自体は可能です。世界一周できるぐらいマイルはあります。
それでも私はエコノミーを選んでいます。
理由は単純で一度その快適さを当たり前にしてしまうと、 エコノミーが「不満」に変わるからです。
これは妬みでも、強がりでもありません。
経験できる立場にあるからこそ、あえて距離を取っているという判断です。
ビジネスクラスに乗るなら、一生乗れる人だけ
私の結論はシンプルです。
ビジネスやファーストクラスは、 一生それを選び続けられる人だけが使うべきです。
そうでない人が「一度の経験」として乗ってしまうと、
- エコノミーが不満になる
- 移動そのものがストレスになる
可能性が高い。
それは経験ではなく、 不幸の種を自分で植える行為だと思っています。
「上位クラスがあるからエコノミーに乗れる」は本当か
よくある反論に「ファーストクラスやビジネスクラスがあるからエコノミーは安く乗れる」というものがあります。
しかし、この理屈はLCCの存在で破綻しています。
- 上位クラスなし
- エコノミーのみ
それでも航空会社は成立しています。
つまりエコノミーはオマケでも恩恵でもない単体で成立する商品です。
成長という名の消費から距離を取る
「より良いものを知ることが成長だ」という考え方があります。
しかしそれはもっと上への欲望の無限ループでもあります。
エコノミーで満足できる状態を保つことは成長を捨てることではありません。
欲望を俯瞰し、距離を取るという成熟です。
飛行機を特別視しないという幸福戦略
飛行機をただの移動手段として扱えると、
- 座席クラスを気にしない
- 時間とルートを優先できる
- どこへ行くにも心理的ハードルが下がる
結果として、行動範囲が広がります。
いちいち座席を気にせず、最も合理的に時間優先で選択肢を広げることが出来ます。
だって旅行の本質は現地についてからです。
飛行機に乗ることが目的ではありません。
まとめ|エコノミーで満足できる人が一番自由
- 一度上げた生活レベルは下げられない
- 特別を知るほど、不満は増える
- エコノミーで慣れておくと移動が無意味化する
- 飛行機を特別視しないほうが人生は軽くなる
私はこれからもエコノミーで何も思わず移動できる状態を維持していくつもりです。
ただ、出来る限りですけどね。
そして先述の通り無限にお金がある人はファーストクラスに乗ったら良いです。
そうじゃなくてお金は有限です。使ったら減る以上、最も合理的な考えが必要なのでは?と言うことです。
ちなみに私は昨年11回以上海外に行きましたが、もうここまで行くと飛行機が特別なものでもなんでもないです。だから慣れの問題かもしれませんね。

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