– Wohl Table –
デザイナー:George Nakashima(ジョージ・ナカシマ)
ウォルテーブル(Wohl Table)は1940年後半~1950年代前半にジョージ・ナカシマ(George Nakashima)がデザインしました。
三角形と三本脚が特徴のシンプルモダンデザインです。
ジョージ・ナカシマは20世紀を代表する日系アメリカ人の家具デザイナーの1人です。
木を愛し素材の美しさを限界まで生かす独特のデザインで世界中から高い評価を受けています。
トライアングル型のナカシマデザインの中でも最も小さなテーブル
ジョージ・ナカシマはこのテーブルの天板2辺のカットラインの角度を”包み込まれたような効果を持つ”と語っています。
確かにそう見ると丸く囲うことでこの天板が作られているように見えてきます。
あえた1辺だけカットせずに木の断面が活かされています。
テーブルの天板だけでなく側面の木目も楽しめるデザインです。
Whol Tableの名前の由来は知りませんが、「Whol」はドイツ語で「健康、元気、心地良い、快適」などを意味します。関係あるかはわかりません。
このテーブルはWepman Tableと呼ばれることもあり三角形じゃないデザインもあります。
1952年に刊行された雑誌のジョージ・ナカシマの自宅特集にこのテーブルが映っています。
テーブルではあるのですが、こう見るとスツールのように使っている様にも見えます。
そう見えるだけかもしれません。確証はありませんし、座ることはあり得ないかもしれません。
実際、このテーブルの構造はスツールとしては弱いです。
しかし座ることも出来ました。
普通にサイドテーブルとして使うのが良さそうです。
決まったサイズがあるわけではないので自分が使いやすいサイズを探す必要があります。要は出会いです。
ナカシマデザインのテーブルの中で最も小さく使いやすいデザインです。
個人的には裏面の方が格好良いので、そちらを表面にしたほうが良いと思っています。
ただそうすると天板がガタガタになるので使いづらくなります。
軽やかさは動画のほうがわかりやすいかもしれません。
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