長時間のデスクワーク(座り作業)をするのにワークチェアが必ず必要なのでしょうか。
ワークチェアを買わせるために必要を煽っているだけで、本当は必要ないのではないかと疑惑を持つ方もいらっしゃいます。
デスクワークをするのにワークチェアは必須ではありませんが、自身の健康状態を維持するためには必要なものです。
ワークチェアが必要な理由
大前提として人間は座りながら作業をし続けるように進化した生物ではありませんから、座り続けることで健康状態を阻害し寿命が縮まると言われます。
それでも現在は各業種でIT化が進み、パソコン作業をするのが当たり前となったことで長時間の座り作業は必然的にしなければならなくなりました。
長時間というのが曖昧な表現ですが、人間は2-30分動かずに座るだけで健康維持が出来なくなります。
一日8時間も座り作業をするのは、もうそれだけ身体にダメージを負うわけです。
健康状態を維持するために背骨を正常なS字に近づけて、なるべく本来の人間の形状を保持したまま座り作業をすることが求められます。
それはダイニングチェアやスツールでも可能ではありますが、姿勢の維持は難しいです。
でもこの姿勢は筋肉を使いますし、何より相当に意識をしないとすぐに姿勢が崩れてしまいます。
だから実際には継続することは出来ず簡単に猫背になってしまいます。
この姿勢を維持してくれるのがワークチェアです。
ワークチェアは現状維持、健康状態の維持を目的としています。
ワークチェアの各種機能により自身の筋肉と意識だけに頼らず人間本来の姿勢を維持してくれます。
なおかつ肘掛があることで肩や腕や手首の負担も軽減します。
当然、お尻の痛みからも解放されます。
だからこうした調整が出来るワークチェアじゃないと意味がないどころか逆効果になるので注意が必要です。
ということでワークチェアは「必須」ではありませんが「必要」ではあります。
ちなみに、毎日1日6時間以上も全身運動をする人は椅子は何でも良いそうです。
その運動で健康維持が出来ているので、多少座り続けたところで健康状態の維持が出来るそうですが・・・
一日6時間も運動する人は長時間の座り作業をしない気がします・・・出来る人は仕事と運動しかしない生活になってしまいますからね・・・
でもワークチェアなら何でも良い訳ではありません。
姿勢を悪くするようなデザインや機能では逆効果です。猫背になってしまう椅子やストレッチが出来ないような椅子に座るようではますます健康状態は悪化します。
それならダイニングチェアに座っていたほうがマシです。
ワークチェアは何のために必要かを考えてもらえば自ずとその意味も分かりどう使うべきかも理解できます。
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