– Pantop –
デザイナー:Verner Panton (ヴァーナー・パントン)
パントップ(Pantop)はヴァーナー・パントンが1980年にデザインをした照明で、ベルのようなシェードを持つのが特徴です。
本来はテーブルライト、フロアライトなどバリエーション豊かなシリーズです。
パントンらしさを感じない隠れた名品です。
パントンチェアで有名な北欧の奇才ヴァーナー・パントンのストーリー
パントン自身のことは、あまりよく知られていません。情報も少ないので珍しい内容になったと思います。 以前まではヴェルナー・パントンという表記でしたが、最近はヴァーナー・パントンになっていますよ。
鈴のようなパントンのライト
パントップは1980年にデザインされたものですので、パントンのデザインの中でも後期の照明デザインです。
パントンの照明と言えばまさにポップでキッチュを地で行く尖ったデザインの印象がありますが、1980年以降の照明デザインはシリアスな印象の物が多いです。
このパントップも流れるような流線型のフォルムこそパントンらしいですが、派手さはなくまとまっている印象を受ける照明デザインです。
でも上写真をみてキノコのようにも見えますから、そう考えると一気にパントンっぽく感じます。
上写真は7、8年前のカタログですが、パントップもバリエーション豊富に製品化がされていました。
それから廃盤や製造中止が続き、現在正規品は変わらずVERPAN社にて復刻され製造されていますが、ペンダントランプのみの展開です。
色もモノトーンのみです。
ヴァーパンはパントンの正規復刻メーカーです
ヴァーナー・パントンのプロダクトを正規製造復刻しているのがヴァーパン(VERPAN)です。 妻のマリアンヌが監修に携わっており、本当の復刻といえます。
深いシェード構造は光を深く反射することで、下の環境を明るく照らしてくれます。
この見た目だと詳しい人で無い限りパントンのデザインだとは気づかれないと思います。
それがまた良いのかもしれませんね。
パントンといえども、派手でカラフルなだけではないということが良く分かる照明です。
まさに北欧の照明といった装いです。
目立たないですがさりげない名作照明としてこの好む人には好まれていますよ。
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