ダイニングテーブルに合わせて椅子を買うときに、椅子を必要な人数分以上に購入するということがあります。
例えば二人家族だとしても、ダイニングテーブル1つに対して椅子を4脚購入したりです。場合によってはそれ以上の脚数も。
実際に使うのは2脚だけです。
必要な椅子の数以上に購入をするのは”来客用”という考え方もできるのですが、これは将来的に家族や住む人が増える時のために多めに椅子を買っておく工夫(?)みたいなものです。
そうすると『椅子が必要になったらその時に買えばいいんじゃないの?』と普通は思うところですが、これは家具を販売している私にはよくわかることで、同じ家具をいつまで売り続けているかわからないといった事情があります。
特に海外の家具に多いことなのですが、唐突に製造終了や廃盤することがあります。
終了まで行かなくてもカラーラインナップの増減や、仕様変更はわりと頻繁にありますので、一つの椅子を全く変わらないラインナップで何年も販売し続ける方が珍しいです。
すると、最初に必要な椅子分だけ購入をしておいて、それから3年後に椅子が必要になったとしても、初回に購入をした椅子と全く同じ椅子が販売されていない状況があり得ます。
購入したカラーが無くなっているぐらいは全然あることです。
椅子自体廃盤になっているともうどうしようもないです。
するとインテリアデザインの統一を求める人には、同じ椅子が並ばないことに違和感を感じてしまいます。
『最初から多めに椅子を買っておけば良かった・・・』とちょっと後悔してしまいます。
だから最初から必要な数以上の椅子を購入しておくんです。
家具やインテリアの情報を普段から得ていて、家具の購入に慣れている人ほどこの事情をわかっているので必要台数以上購入されます。
使わなくても椅子が並んでいる光景自体もインテリア的に美しいですしね。
仮に椅子を使用する人数が増えなかったとしても、来客用としては活躍しますからそういった意味でも無駄にはなりません。
最終的には売ればいいです。
とはいっても、椅子を追加するときに無いなら無いで別な椅子にすればいいことではありますから、これは同じ家具を並べることに魅力を感じる人がとる選択ではあります。
家具が揃っている光景はやっぱり良いものですからね。
椅子を必要台数分以上購入してもらうのは事実私もたまにしてもらいます。
理由はだいたいこんな理由です。
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