– Eiermann Table –
デザイナー:Egon Eiermann (エゴン・アイアーマン)
ドイツのチャールズ・イームズとも評される優れた建築家エゴン・アイアーマンが1953年にデザインをした合理的なテーブルです。
最小限で合理的なシンプルなテーブルとして名作です。
天板をフレームの上に載せてあるだけの簡単な構造ですが、しっかりして作業机として使え、なおかつ高さ調整も可能な便利さです。
ミニマルかつ合理的なデザイン
デザインをしたエゴンアイアーマンは戦後のドイツ建築界で活躍をした人物です。
家具のデザインもしており数々の名作が残っています。
装飾を排除して機能的なデザインにすることが彼の特徴であり、構造的なアプローチはまさに建築家の仕事といった印象です。
このアイアーマンテーブルは、そんな彼のデザインセンスがいかんなく発揮された代表先です。
もともとこのテーブルはアイアーマン自身のアトリエのために作られたものです。
スチールパイプで作られたフレームに天板を載せただけというシンプルな構造です。
これが必要最小限で最大の強度を発揮する優れた構造をしており、天板を載せること自体もテーブルの安定性のためという合理的さです。
さらに高さ調整が可能な点や、日本では展開されていませんが脚の先をキャスターやアジャスターに変更可能など、使用者に合わせた形に変えることができます。
特に高さ調整は仕事用のデスクとして評価が高いです。
最初に天板の高さを決めて調整しますので、後から高さを変える時は天板を下ろさないといけないので大変ですけど。
※2023/6/2追記
穴の数が少なくなり現在は2個穴となっています。
1995年にこのテーブルの製作権をリチャードランパート社が取得したことによって、当時のディティールをそのままに製品化し復刻をしました。その際にオリジナルには無いノックダウン(組み立て)という機能を加えることで、在庫や流通の便利さが向上しています。
アーロンチェアやセイルチェア、ミラ2チェアなど現代のワークチェアとの相性も抜群です。
使いやすくシンプルなデスクの中で、値段が高額にならず頑丈で何十年も使える良いデスクです。
クラシカルな外観でありながらも、現代のミニマルデザインニーズにも相性が良く、さらに組み立て分解可能という便利さが評価をされています。
普遍的な名作テーブルとして君臨しています。
注意点として「アイアーマンテーブル」と「アイアーマンテーブル2」の2種類があり、脚の筋交いの角度が違います。
上写真はアイアーマンテーブル2です。2は縦に筋交いが通っています。
高さ調整の方法は映像のほうがわかりやすいので参考になります。
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