岐阜県高山市という意外な場所にアール・ヌーヴォーを体感できる良い美術館があります。
それがここ飛騨高山美術館です。
アール・ヌーヴォー期、そしてアール・デコ期のガラス工芸を中心に、19世紀末頃の美術品、家具も展示しています。
コレクションは貴重なものがほとんどで、ミシュラン三ツ星を獲得した世界有数の装飾美術館です。
※残念ながら2020年5月に閉業しました
飛騨高山美術館の場所はこちらです。
住所は 〒506-0055 岐阜県高山市上岡本町1丁目124−1 です。
私も以前行きました。
その時はバイクで高速を使わずに”せせらぎ街道”を通って行きました。長時間になるのですが、せせらぎ街道はバイクで走ると超楽しいんですよ。自然を堪能できますしオススメツーリングスポットです。
さて、アール・ヌーヴォーとはなにかですが、”19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心とした芸術美術運動”のことです。有機的なデザインや装飾が特徴です。
その時代に活躍した工芸家のガラス作品は美しく、まさに”新しい芸術”を象徴するかのような輝きを感じます。(アール・ヌーヴォーは新しい芸術という意味です)
飛騨高山美術館では同時代に活躍したルネ・ラリックやドーム兄弟、エミール・ガレといった著名デザイナーの作品を展示しています。
ガラス工芸だけでなく19世紀末頃の家具やインテリアを展示している空間もあります。
ここからは写真撮影がOKなので一部お見せします。
スコットランドの建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュの部屋
アーツ&クラフツ運動の推進者であり、ヒルハウスチェアで有名なデザイナーでもあります。
フランスの家具職人ルイ・マジョレルの部屋
アール・ヌーヴォー期に活躍した高級家具を作っていた人です。
他に「ウィーン分離派によるダイニングルーム」に「エミール・ガレの部屋」もあります。
あまり日本では見られない展示ばかりですので貴重な経験です。というよりここだけかもしれません。
東海でレベルの高い芸術を体感するのには最適です。
こちらの美術館にはレストランもありますし、ギフトショップも併設されています。これがまた広くてたくさん商品があるので楽しいですよ。
高山、ひいては飛騨自体が観光スポットでもありますから、飛騨高山美術館に行くだけでなくいろいろなスポットで楽しんでいけたら良いですね。環境も非常に良いのでリフレッシュもできます。
私の仕事的にはミッドセンチュリー期のデザインを中心としていますが、個人的に家具やデザインはなんでも興味があるので、こうしたアール・ヌーヴォー期やアール・デコ期の作品も好きですし、ガラス工芸も絵画も何でも興味惹かれます。
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