最近はダイニングテーブルのチェアを不揃いにすることが一般にも受け入れられるようになってきたと思います。
むしろ、そっちの方が素敵だという評価があったりですね。
例えばこのようにです。
テーブルすらもわざと全く違うものを設置しているあたり不揃いを意識しています。
さして新しいインテリアコーディネートではありませんが、一般的になってきたは最近だと感じます。
私はずいぶん前からこうした提案をしていました。
こうした不揃いのコーディネートの良い点はたくさんあります。
①一点ものをコーディネートに使える。
ヴィンテージ品のような一つしかない椅子を使いたい場合にぴったりです。
一つだけ違う椅子だと違和感が生まれるかもしれないので、全部違うのにすれば良しです。
②あとで椅子を増やしやすい
後から同じ椅子を使い購入したい時に、その椅子が廃盤になっていてり同じ色が終了していたりはあることです。
最初から不揃いならその時欲しい椅子にすることが出来ます。
③とにかく自分が好きなものだけ楽しめる
「あの椅子も好きだけど、こっちの椅子も欲しい。どれか1種類なんて決められない!」
そしたら全部欲しい椅子を買ってしまいましょう。全部楽しめます。
④予算を下げられる
ある椅子がどうしても欲しいけど、値が張るので4脚揃えるには予算がオーバーする・・・
それなら一つはそれにして、後は予算に合わせて選びましょう。それで満足です。
こういった良いことがありますね。
では果たして不揃いのコーディネートは見た目としてうまくいくのかですが、”合わせるべきところは合わせる”ということが必要です。
写真だと色のトーンが近い種類で揃えられていますよね?
全く違う家具ですが色さえ近いとマッチします。
あと気づきづらい要素ですが、写真の椅子は年代が近いのと、デザイナーに関係があります。
イームズのシェルチェアは40年代からでハーマンミラー社製。パストーチェアのデザイナーであるケース・ブラークマンはハーマンミラー社員になっていたこともあり50年代の椅子。
パントンチェアのヴィンテージはハーマンミラー社製。セブンチェアはヤコブセンですが年代は50年代と近い。
ここまで察することが出来る人は少ないでしょう。
私は脚の色を揃えたりしますね、こうした時は。
わりと難しいコーディネートになるので、うまくやらないと本当に不揃い感がでます。
私のような優れたコーディネート提案が出来る人と相談しながら決めた方が良いですよ。
コメント