商売においても日常生活においても謙遜(けんそん)というものは大切なことです。
使いどころを考えれば相手に良い印象を与えることが出来ます。
ただ謙遜しすぎはまったくの逆効果になるということを知りました。
謙遜すればなんでも良いってわけじゃないですね。
謙遜しすぎると不快な気持ちになる人もいる
私は自分のことを大したこと無いと思っています。(何をやっている人かは自己紹介をご覧ください)
私的には全然経験も知識も実績も何もかも少ないです。満足なんてまだまだ。
目標とするのは遥か上です。エベレストの頂上を麓から見ているような状態です。
なので、もっと人から認められるような存在になれるように頑張っています。
拙いながらもとにかく続けていればいつかそうなれるかもしれません。
そんなわけで人から評価されたり褒められたりすると『いやいやいやいや….』と謙遜します。それも本心。
けど今は謙遜もある程度までにしています。
褒められたら最初は謙遜して、その後はある程度認めてお礼を言うようにしています。
本当は『自分なんか全然で・・・』と続けたいところなんですけどね。
こうなったのは以前こんなことがあったからです。
ありがたいことに私は人から家具の知識や提案などで認められることがあり、そうしたことを目的として家具を買いに来てくれるお客さんたちが居てくれます。
そんな中、かなり前のことですがあるお客さんが家具を買ってくれた時に、最初からしきりに私のことを『すごいですね!』や『何でも知ってますね!』『信用できます!』とずっと褒めちぎってくれました。
そうして結構な金額の家具を買ってくれたのですが、それに対して私はずーっとひたすら自分を下に下にして謙遜しつづけて返答をしていたんです。
そしたら途中でお客さんが、『俺はあなたのことを素晴らしいと思ってお金を出しているんだから、そんなにいやいや言うんだったら俺がまるで価値が無いやつにお金を払っているみたいじゃないか』と怒り気味になったんですよ。
それで私は『はっ!』と気づいたんです。『そうか!』と。
謙遜しすぎて卑下している様になってしまっていたんです。
そうですよね、自分が良いと思って買った物が否定されたら気分が良くないじゃないですか。
自分が美味しいと思ってお金を払って食べている物を否定されたら嫌じゃないですか。
良いと感じて納得してお金を払う行為に対して、謙遜しすぎは否定している行為になるんです。
その場でお客さんには謝って理解したことを伝えました。
それ以降、謙遜はほどほどにするようにしています。
ちなみにそのお客さんとは今もちゃんと良好な関係を築いています。
かたや一切の謙遜がない自信家ですが、これ自体は私は良いことだと考えています。
ちゃんと実績もあって実力もある人が自信たっぷりに自分を肯定するのは言動の一致ですから素晴らしいです。感心します。
問題は実力の共わない自信家ですね。
井の中の蛙的な自惚れは宜しくないかなと。
何故かというと成長が無いので先細りなんですよ。
現状の自分を最高だと勘違いしているわけですから努力しませんし高みも目指しません。視野が超狭いですから現実を知らないです。
それでいて周囲には自分のことを素晴らしいと吹聴しますから周りに対しても悪影響です。
中にはそれを信じてしまう人がいますからね。それで成り立つ商売もあります。
客観的に見ればただのものすごい勘違い野郎です。
だいたいこうした人はその業界内では好かれないのですが集客だけは巧かったりします。
巧いと書くと才能があるみたいでダメですね。違うんですよ。
これは私もこのサイトでやることなのですが謙遜は宣伝にならないんですよ。
例えば先日更新した↑みたいな更新を何回かこのサイトでしているのですが、どうでしょうか、何か己惚れてません?
絶対これ読んでいて”こいつ勘違いしすぎだし過大評価しすぎだろ”とネガティブに感じる人がいるはずです。
わかりますよ。私だって書いていて自分でどうかと思っています。
売り上げが欲しいのでこのサイトで宣伝の実験をしているわけなのですが、なぜこんな書き方かというと謙遜にSEO効果が無いからなんですよ。
謙遜したってグーグルは評価してくれません。
インターネットで調べものしているときに「世界最高」とか「一番良い」なんてキーワードがあったら気になりません?
そういうことなんですよ。
謙遜したって集客が難しいので現実知らずの自惚れの自信家のほうがお金稼ぎはうまくいくんです。
それが嘘でもなんでもグーグルは判断できませんしもちろんそれで集まるお客にも判断できません。
その人が『おれはすごい』といえばそれ以上探れませんから。
インターネットは上っ面の世界ですから言ったもん勝ちです。
行動が伴わず大言壮語を吐いたほうが成功しやすいです。
それが長続きするかは別ですけどね。いつかぼろが出る。
だから次々と違うことをやっていく人になります。何かに特化して一つのことを続けられない人間です。
ということで話が反れましたが、謙遜はほどほどにということを学びました。
本題はこっちでしたね。
現状の認識はすごく大事なので私もどうせ比べるならトップと比べて自分の力なさを必要以上に受け入れています。
『何であの会社は○○〇億も売れるのに自分はそんなに売り上げがないんだ・・・』とか
いや無理なんですよ。100%達成できないのですが、その1%を達成するだけでも相当な実績になるんです。
地域No.1を目指した場合は達成率100%でやっと地域No.1です。
じゃあ達成率1%の方が達成できそうじゃないですか?それでいて達成率1%でも地域No1の実績を超えているんですからね。
どうせ比べるならトップと比べたほうが良いです。一番高い山を見ながらいろんな山を登りましょう。何だったら宇宙まで登ることを見ておきましょう。
そのぐらいを目指した方がずっと達成できないのでずっと頑張り続けます。
満足や慢心をすると衰退が待っています。
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