– EKSTREM –
デザイナー:Terje Ekstrøm (テリエ・エクストレム)
1977年にこの椅子はノルウェーのデザイナーであるテリエ・エクストレムによってデザインされました。
この椅子と呼んでよいか判断に悩むデザインは「椅子が身体に合わせる」ことを目的に作られました。
座り方を指定しない自由な名作椅子です。
名前の由来はそのままデザイナーの名前ですね。
何とも形容しがたい形の椅子
発売されたのはデザイナーと同じノルウェーのストッケ(STOKKE)社です。
ストッケはピーター・オプスヴィックによるバランスチェアが有名ですが、それ以前にこのエクストレムはデザインされました。
この頃からストッケではムーブメントコレクションを展開しており、人が色々な姿勢で動きながら座る椅子のラインナップとしてリリースされています。
一見するとこのように普通の椅子として座るのが正しいように見えますが、この椅子自体は正しい座り方は指定しておらずどの部分にどう座ってももたれかかっても自由です。
素材はスチールパイプにウレタンフォームを巻き付けて作ったシンプルな構造ですが、その単純さのため頑丈なデザインとなっています。
ファブリックには伸縮性のある素材を使っているので若干フカフカしています。
2007年よりストッケ社よりムーブメントコレクションのみ展開するために分社化したヴァリエール社が製造販売を続けています。
日本ではあまり見かけることのない椅子ですね。
以前私がギャラリーの受付をやっていた時に館内で休憩用の椅子として置かれていたので馴染み深いです。
かなりがっしりして頑丈なのでグラつきも無く横たわっても大丈夫な椅子でした。
姿勢を変えていろんな形で座ることで長時間も飽きずに座っていられます。
難点は、パッと見は椅子に見えないので休憩のための椅子でしたが座る人が少なかったということです。
なんか・・・オブジェっぽいんですよね。座って良いのかわかりづらいです。
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