(https://tokyo2020.org/jp/special/torch/olympic/design/)
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、東京オリンピックで使用される聖火リレー用のトーチを発表しました。
デザインを日本を代表するデザイナーの一人である吉岡徳仁氏が手掛けました。
前回1964年に開催された東京でのオリンピックで採用されたトーチと比較してご覧いただくと楽しいです。
1964年東京五輪のトーチホルダーをデザインした人
2020年に開催される東京五輪の期待が高まっています。 聖火ランナーにも注目がされますが、聖火トーチのデザインも気になります。 1964年に開催された東京五輪で使われた聖火トーチのデザインはあの人です。
桜をイメージしたトーチデザイン
日本の形である”桜紋”をイメージしたスマートなデザインです。
トーチの素材には東日本大震災の復興仮設住宅で使用されたアルミ建築廃材を再利用しています。花びらをイメージして5つのパーツに分けられた炎は、トーチ中央でひとつとなり、より大きな輝きで「希望の道」を照らします。
聖火を灯す燃焼部には、火力の強い青い炎と火のない燃焼の2つが聖火の赤い炎を支える仕組みとなっています。
トーチの仕様
全長 : 710mm
本体重量 : 1.2kg(本体約1kg+燃料部200g)
色:桜ゴールド
主な素材:アルミニウム(仮設住宅由来の再生アルミニウム約30%を含む)
トーチ制作者
企画・デザイン 吉岡徳仁デザイン事務所
トーチ筐体 株式会社UACJ押出加工
素材 株式会社LIXIL
燃焼機構 新富士バーナー株式会社
燃料・燃料ボンベ ENEOSグローブ株式会社
https://tokyo2020.org/jp/special/torch/olympic/design/
上写真が1964年の東京五輪で使用された聖火トーチです。
1964年のトーチデザインは柳宗理氏、そして2020年は吉岡徳仁氏です。
どちらも優れたデザイナーとして世界的に評価の高い人物です。
民芸の精神で様式をつくる「柳 宗理」の紹介
20世紀の日本のインダストリアルデザイナーの一人であり、戦後のデザインの発展に大きく貢献した人物である柳 宗理の実績をお伝えします。 民芸を伝える重要人物でもあります。 彼の代表作バタフライスツールはニューヨーク近代美術館にて永久収蔵品にも選定されています。
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