– WINK –
デザイナー:喜多 俊之 (Toshiyuki Kita)
日本とイタリアを繫ぐ代表的デザイナー「喜多 俊之」氏が1980年にデザインをしたWINK(ウィンク)は、その独特なビジュアルと機能性を併せ持った画期的な椅子として評価され氏の名前を世界的に押し上げた名作椅子です。
ニューヨーク近代美術館(MOMA)パーマネントコレクション選定品。
何となくネズミのようにも見えるウィンクチェア
(http://www.toshiyukikita.com/jp/works/699)
ウィンクチェアは背もたれにまるで耳が付いているようなユーモアあるデザインが特徴です。
これがまるでネズミっぽいということでTOPOLINO(赤ちゃんネズミ)という愛称で呼ばれることがあります。
TOPOLINOはイタリアの雑誌の名前でもあり、これがまたディズニーにスポットを当てた内容なんです。
だからTOPOLINOという愛称は・・・まあれです、あの有名なネズミー感というのもあるんです。
また、このカラーリングも注目を集めました。
年代的にポストモダンが活躍した時代であり、こうしたアバンギャルドな色彩感覚は当時の家具としてより目を惹きました。
(http://www.toshiyukikita.com/jp/works/699)
さらに座面を折り曲げることでラウンジチェア⇔シェーズと形を変えることが出来る機能性と、ファブリックが着脱可能なことで洗濯が可能ということで、デザインと座り心地の両方を持ち合わせた優れものです。
リクライニングもイタリア車の機構を採用しています。
(http://www.toshiyukikita.com/jp/works/699)
製造・発売はイタリアのCASSINA(カッシーナ)社が担当し現在も同社がおこなっています。
現行品のカラーリングはペールトーンが中心になっているので、これは時台に合わせて変化させたものでしょう。
派手な柄は時代を表すものでもあります。バブル時代は派手な色が好まれました。
デザインの好みはあるかもしれませんが、存在感があり家に一台あると様々な用途で使えることで重宝するでしょうね
日本人による名作椅子として知っておいてください。
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