– Plona Chair–
デザイナー:Giancarlo Piretti (ジャンカルロ・ピレッティ)
プロナチェア(Plona Chair)は1970年にジャンカルロ・ピレッティがデザインした折り畳み椅子です。
1967年にデザインをした「プリアチェア」を発展させたもので、スタッキングも出来る初めてのアームチェアとしてのフォールディングチェアです。
アクリルが窪んだ折り畳み椅子
プリアチェアの優れた折りたたみ構造を受け継いだプロナチェアは、基本構造はプリアのままに座面を大胆に変更しています。
中央部から垂れ下がったようなアクリル座面は、座るとすっぽり中に入ることで簡易的なアームチェアともなります。
プリアチェアは背と座に透明のセルロース※を採用していましたが、プロナは発売当時からアクリルを使用していました。
アクリル樹脂はガラスとほぼ同じ透明度ながら高い強度を持つプラスチックです。
プロナのデザインには最適な素材として選ばれているようですが、その影響でプリアに比べると価格がぐっと上がっています。
※現行プリアチェアはポリカーボネート
そんなプロナチェアは発売当時に本革座面仕様も存在しました。
どことなくアウトドア用の椅子にも見えます。
プリアには無い素材選びなのでプロナは見た目も相まって遊び心も感じます。
プロナチェアは現在もイタリアのアノニマカステッリ社が正規品の製造をしています。
日本では2022年10月20日に正式に国内発売が開始されます。
イタリアンモダンデザインの名作椅子の一つです。
猫がはまっている写真なんかを見ると飾りとして手に入れても良いほどのデザインだと思います。
追記
発売しましたので下記から購入可能です。
>>【ANONIMA CASTELLI/アノニマカステッリ】 プロナチェア Plona Chair 折りたたみアームチェア商品販売ページ
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